• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

在宅で行う二重課題歩行運動プログラムの開発と歩行と認知機能の改善効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26285129
研究機関北海道教育大学

研究代表者

北澤 一利  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00204884)

研究分担者 森 満  札幌医科大学, 医学部, 教授 (50175634)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード二重課題運動 / ふまねっと運動 / 在宅 / 認知機能改善 / 歩行機能改善
研究実績の概要

本研究の目的は、在宅で行える効果的な歩行改善、認知機能改善運動プログラムを開発することである。本研究では、同時に二つ以上の課題を行う二重課題(Dual-task)歩行運動を利用して、在宅で家族やボランティアと一緒にできるような運動プログラムを開発し、その歩行機能と認知機能の改善効果を明らかにする研究を行った。
本研究では、はじめの2年間で在宅で行う二重課題歩行運動プログラムの開発を行った。また後半では、効果の評価を行うための予備的な実験を行った。その結果、本研究が目標としていた在宅で行う二重課題歩行運動プログラムの開発に成功することができた。本プログラムは、対象となる高齢者の歩行機能レベルに応じてじっくり型、ゆっくり型、はりきり型などの3種類を作成することができた。それらのプログラムは、「ふまねっと運動じっくりステップ集(仮)」として出版する予定である。
以上の研究と並行して一般高齢者を対象とした、ふまねっと運動の認知機能改善効果と歩行機能改善効果を論文にまとめることができた。また、ふまねっと運動の参加とうつの保有率に関する観察研究によって、ふまねっと運動の参加している群にうつの保有率が低いことが明らかとなった。さらに、ふまねっと運動に継続的に参加しているグループの主観的健康感が改善することが明らかとなった。
在宅で行う二重課題運動を、認知症の患者に対して行った場合に、歩行機能や認知機能が改善するかどうかについての予備的な実見は行ったが、計画時に予定していた釧路市の協力が得られなかったこと、被験者の数が少なかったことから、無作為化比較対照試験を行うことができなかった。
本研究で開発した在宅で行う二重課題運動は、認知症の患者を対象に在宅で行うことが可能であることは検証できた。今後は、一定の協力者を確保した上で、クロスオーバー比較対照研究を行い効果を実証する必要がある。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件)

  • [雑誌論文] Influence of volunteer-led net step exercise class on older people's self-rated health in a depopulated town: A longitudinal study.2016

    • 著者名/発表者名
      Showa S., Kitazawa K., Takeuchi M., Mori M.
    • 雑誌名

      SSM-Population Health

      巻: 2 ページ: 136-140

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Net-step exercise and depressive symtoms among the community-dwelling elderly in Japan,2016

    • 著者名/発表者名
      Showa S., Kitazawa K., Takeuchi M., Mori M.
    • 雑誌名

      Sapporo Med J

      巻: 84 ページ: 19-26

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi