虐待件数の増加にともない、予防支援は喫緊の課題である。本研究は、根拠に基づき乳幼児期の子育て支援機関における科学的な根拠に基づく「不適切な養育環境の早期支援プログラム」を開発し、実用化を目的とした。園児と保護者に対する質問紙調査と面接調査を実施し、コホートを用い、子どものウエルビーイングを目的変数に、不適切な養育環境など家庭環境要因、発達障害など子どもの特徴要因、保護者のストレスなど保護者特徴要因、社会サポート要因などを説明変数に、複合的な関連について多変量分析を用いて検証した。それらの成果に基づき、子育て支援と環境支援を連動した「不適切な養育環境への早期支援プログラム」を開発した。
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