色字共感覚は、文字を見ることに付随して、安定した色を感じる現象である。まず、5カ国の共感覚データを用い、共通している決定要因は文字セットにおける順序であり、英字Aの共感覚色が赤いのは、英字Aが文字セットの最初の文字であるためであった。次に、非共感覚者は、音や意味が共通の文字に対して、同じ色を連想しがちであり、共感覚者の結果と類似していた。これは、色字共感覚が、非共感覚者を含む共通の連想に基づくかもしれないという主張を支持する。さらに、米国と日本の色嗜好の文化差を研究し、両者の色嗜好には共通性と相違点があることがわかった。これまでに個人的に経験してきた文化的体験が色嗜好に影響した。
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