研究課題
4台のネットワークカメラを使用し,保育実践現場の計測をおこなった。75名の幼児をランダムに2クラスに分けた。次に,各クラスで実験1月ほど前か7-8名グループに分け,行動評価の解析のために半袖のカラーTシャツを順次着用させ,カラーTシャツを着る違和感を無くすようにするなど,事前に統制した。また,実験当日には保育士等の指示に対する幼児の行動評価を行うために,指示する保育士等にも事前に指示方法についても実験プロトコルの統制をした。計測内容は,幼児が保育士等の指示を聞き,保育士等のところに物品を取りに行って自身の決められた机上に持ち帰り,机上で作品を制作するという作業とした。作品の完成にはおおよそ30分を要した。作業の途中で困難を要した場合は保育士等も介入し,なるべく普段通りの保育実践現場となるようにした。解析項目は,行動軌跡,行動‐着座時間など詳細評価を行うために試行錯誤的に検証を行っている段階である。
2: おおむね順調に進展している
現場計測を行い,現在詳細解析を実施している段階である。
発達障害児の現場において同様の計測を行い,健常児との比較解析を実施する予定としている。
本年度の調査の結果,被験者数をもう少し増やす必要がある.そのための調査費を繰り越した.
特に,フィールド調査の追加のための交通費と実験補助費,さらにデータ解析プログラム改定のための使用を次年度に繰り越しを行う計画とした。
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