研究課題/領域番号 |
26286009
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
田中 丈士 国立研究開発法人産業技術総合研究所, ナノ材料研究部門, 研究グループ付 (30415707)
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研究分担者 |
片浦 弘道 国立研究開発法人産業技術総合研究所, ナノ材料研究部門, 首席研究員 (30194757)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | カーボンナノチューブ / 分離 / 孤立 / エナンチオマー / DNA |
研究実績の概要 |
平成28年度は、所属機関の方針により研究代表者が急遽、所外に併任出向することとなった。そのため、研究代表者の担当する、カーボンナノチューブのエナンチオマー(右巻きと左巻き)に対する相互作用を解析する実験をほとんど進めることができなかった。最終的に、後述するように、補助事業期間延長の申請を行い、平成29年度まで事業期間を期間延長することとなった。一方、共同研究者の進めるエナンチオマーも分離した単一構造カーボンナノチューブの大量調製については、当初の計画通りクロマトグラフィー装置を用いて大量に分取できる条件が得られた。補助事業期間延長申請の承認を受け、研究代表者の併任出向が解け研究を再開できる平成29年度は、当初平成28年度に計画していた、カーボンナノチューブのエナンチオマーのDNAに対する相互作用を解析を進め、成果を纏める。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成28年度に入って急遽、所属機関の方針により研究代表者の外部機関への併任出向を余儀なくされた。出向に掛かる業務の多忙のため、研究代表者が担当する研究課題を進めることができなくなってしまった。一方で、共同研究者の担当する研究は予定通り進んでおり、全体としては研究がやや遅れているという状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
上述の様に、平成28年度の研究進捗状況はやや遅れている状況にあるが、補助事業期間延長の申請を行い、平成29年度の期間延長が承認された。平成29年度は、遅滞していた当該課題を中心に研究を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
最終年度である平成28年度に研究を加速させるため、新たに実験補助員を雇用して研究を進めようとしていたところ、所属機関の方針で研究代表者が急遽、併任出向することとなり、担当する研究課題の実験補助員の指導ができないことから補助員の補強を諦めた。そこで、補助事業期間延長の申請を行い承認を得、補助員の人件費とそれに伴い必要となる研究経費が次年度使用額となった。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度使用額は、実験補助員の人件費とそれに伴い必要となる研究経費に充て、研究目標達成に向け、平成29年度に使用する(研究代表者は平成29年度初旬に併任出向から帰任する予定)。
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