研究成果の概要 |
注入同期により発振器の周波数安定性の向上が可能である. そのため様々な応用を念頭に盛んに研究が進められている. ところが注入同期の性能を最適化する理論や解析的設計手法は, その必要性にも関わらず, これまで確立されていなかった. 本研究は新規な非線形最適化理論を構築することにより, 注入同期の性能最適化を初めて可能にした. さらに本研究は, 注入同期型E級発振器を例として, 発振器における引き込み周波数帯(ロックレンジ)の最大化の実現可能性を理論, 数値シミュレーション, 回路実験によりはじめて実証した.
|