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2018 年度 研究成果報告書

圏論的手法による可換環上の加群の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26287008
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 代数学
研究機関岡山大学

研究代表者

吉野 雄二  岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (00135302)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード導来圏 / 三角圏 / Cohen-Macaulay 加群 / 次数付き微分加群
研究成果の概要

20世紀の中頃にホモロジー代数という当時としては新しい数学が芽生えました。その理論が確立される過程において予想という形で提案された多くの問題が今も未解決のまま残っています。21世紀に入ると圏論的手法が導入されることが多くなり、それらの問題も圏という枠組みで捉えられるようになりました。予想の多くは有限生成、すなわち有限個の元とそれらの間の有限個の関係式で与えられるような代数的対象を問題としています。しかしながら本研究では、これらを一旦「無限にまで延長して」、一般導来圏という巨大な圏に拡げて問題を考察して、有限の場合の結果を導出することに成功しました。

自由記述の分野

代数学

研究成果の学術的意義や社会的意義

数学の基礎研究であるので特に社会的意義を主張するには及ばない。しかしながら学術的には、半世紀以上未解決であった代数学の問題に対して、それを解決するための糸口が掴めたという点では大きな学術的意義があると考えている。
とくに今回の研究の全般を通して行った導来圏やホモトピー圏などの研究は、問題の解決という意図とは別に、それ自体が数学的に美しい体系を提供しているように思っている。

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公開日: 2020-03-30  

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