月の地質進化史全容解明に向けた全球地質図の作成

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26287107
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 一部基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 固体地球惑星物理学
• 研究機関: 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
• 研究代表者: 大竹 真紀子 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (30373442)
• 研究分担者: 諸田 智克 名古屋大学, 環境学研究科, 講師 (30415898) ; 本田 親寿 会津大学, コンピュータ理工学部, 准教授 (40435805)
• 連携研究者: 木村 淳 大阪大学, 理学研究科, 助教 (00536138) ; 小林 直樹 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (30272660) ; 唐牛 譲 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構, 宇宙探査イノベーションハブ, 研究開発員 (00454108) ; 晴山 慎 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (60327286) ; 平田 成 会津大学, コンピューター理工学部, 准教授 (80372655) ; 石原 吉明 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 研究開発員 (80400232) ; 長岡 央 早稲田大学, 理工学術院, 次席研究員 (10707805) ; 鎌田 俊一 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 特任助教 (40723474)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 月の進化 / 地質図 / かぐや / 数値解析的手法

研究成果の概要

従来の月の全球地質図は月の地質進化の解明に大きく貢献してきたが、これには我々の研究グループが近年発見してきた重要な岩石種の情報は含まれておらず，不十分である。本課題は、月周回衛星「かぐや」が取得した地形、鉱物などのデータを用いて新しい月全球地質図作成を行い、これを基に月の進化過程を探ることを目的とする。研究成果として，従来型の手動での解析によらず，より客観的な解析手法を用いて地質区分図を作成し，地質的解釈を加えた上で地質図を作成した．またこれを元に，従来の推定よりも多量の玄武岩組成の岩石が月表層より地下に存在している可能性を明らかにした．本成果について論文を投稿し，査読結果を受け修正中である．

自由記述の分野

月惑星科学