研究課題
基盤研究(B)
低次生態系モデルの出力を用いて、黒潮本流域を挟む両側面における栄養塩の水平輸送量および有光層の底面における栄養塩の鉛直輸送量の年平均値を求めた。計算結果から、1)日本南岸の黒潮内側域から黒潮本流域への栄養塩の水平輸送量が比較的大きいこと、2)混合水域から黒潮続流域に、さらに黒潮続流域から亜熱帯域に水平方向の硝酸塩輸送量を有すること、3)ルソン海峡付近と黒潮続流域では大きな鉛直方向の栄養塩輸送量があることが分かった。
Physical Oceanography