星間分子の反応を低温環境下に再現して実験的に精度良く調べることを目的とし,理化学研究所東原子分子物理研究室で開発中の極低温の静電型イオン蓄積リングRIKEN Cryogenic electrostatic ring (RICE)を用いた「低エネルギーのイオン-中性反応」の実験的研究を行った。蓄積リングへの長時間イオン閉じ込め,および中性ビーム生成技術の開発を行い,合流実験のセットアップが概ね完了した。最終年度前年度に,より発展した研究課題へと再構成され,科研費(基盤B)「星間雲におけるC-H系分子誕生と複雑有機分子への進化(2017-2019年度)」として引き継がれた。
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