研究課題
基盤研究(B)
核融合科学研究所の大型ヘリカル装置LHDにおいて、真空紫外領域の水素原子ライマンアルファ線に対して偏光分離計測を行った。最大5%程度の偏光が観測され、プラズマの電子密度上昇とともに偏光度が減少する傾向を示すデータが得られた。一方、偏光生成の励起断面積データを元に原子モデルを構築した。磁場に平行および垂直方向で温度が異なる速度分布関数を用いた場合、電子温度に10%程度の非等方性があれば観測結果と同程度の偏光が生じることが確認された。
プラズマ分光学