研究課題
基盤研究(B)
タンパク質中の活性部位に生じた余剰エネルギーは、活性部位から周囲のタンパク質部分へと伝わり、タンパク質内の散逸する。われわれは、アンチストークスラマンバンド強度が余剰エネルギーの大きさを反映することを利用して、ヘムタンパク質中のエネルギー散逸過程を観測することに成功した。ミオグロビンの変異体について、アミノ酸残基単位でエネルギーを流れを観測し、タンパク質のエネルギー伝搬において、原子間接触が重要な因子であることを明らかにした。
生物物理化学