研究課題
基盤研究(B)
本研究では、パイ-スタッキングを駆動力とした自己組織化により、水中で、種々の多環芳香族分子に囲まれたナノ空間を有する、蛍光性の「芳香環ナノカプセル」を構築することに成功した。また、その空間が持つ幅広い分子内包能を活用することで、様々な難溶性分子(フラーレンやカーボンナノチューブ、フタロシアニンなど)の内包による水溶化を達成した。さらに、蛍光性分子(DCMやナイルレッドなど)の内包により特異な光物性を開拓すると共に、強発光性の固体材料の作製に成功した。
超分子化学