研究課題
高活性な有機金属中間体と複数の官能基を有する求電子剤との反応は、速い競争的逐次反応に分類できる。申請者らは、速い競争的逐次反応の選択性の制御に対し、マイクロリアクターの高速混合の利用が極めて有効であることを報告している。そこで、高活性な有機金属種と多官能性求電子剤との高速混合をマイクロミキサーにより実現することで、官能基選択的求核反応の検討を行った。フローマイクロリアクターを用いた求電子性官能基を有するアリールリチウム種と二官能性求電子剤との反応で、バッチ反応にくらべて高い官能基選択性が発現した。マイクロミキサーによる高速混合により、高い選択性が得られたものと推定される。
2: おおむね順調に進展している
計画通り研究が進んでいるため。
グリコシルアニオン中間体の発生と反応の研究開発をスタートする。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件) 図書 (2件)
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