研究課題
基盤研究(B)
19F NMRのケミカルシフトを用いた核酸類検出法は、生体バックグラウンドが皆無であり、高い生体透過性を有することから、生体内などの夾雑試料中での核酸検出法として注目されている。本研究では、夾雑試料中でもB/F分離可能な大きなケミカルシフトの変化(8.0 ppm)を誘起可能な新規核酸類検出法(19F NMRを用いた核酸類検出法)を開発した。さらに、実際の生体内に存在する核酸濃度は低い為、増幅系を組み込んだ配列選択的な核酸類検出法を開発し、最終的にnmスケールの核酸類の検出にも成功した。
核酸化学