研究課題
基盤研究(B)
多環式芳香族化合物の内部にヘテロ原子を導入し,三重項エネルギ-を精密制御することで,燐光有機EL素子に適したホスト材料の開発に成功した。また,励起一重項状態(S1)と励起三重項状態(T1)のエネルギー差の縮小と励起状態における構造変化の抑制に成功し,最大内部量子効率が100%に達しながら,スペクトル半値幅が25-30 nmと極めて色純度に優れた青色発光を示す熱活性型遅延蛍光材料の開発に成功した。
有機合成化学