研究成果の概要 |
繊維強化複合材料(FRP, 熱硬化性樹脂を使用)は高比強度で, 広い分野に普及し発展している. FRPのリサイクルが困難なこと, 難成形性などのため, 母材に再利用しやすい熱可塑性樹脂を使用することが注目されている. ただし, 今までの連続繊維強化熱可塑性プラスチック(FRTP)の成形法では, FRTPの繊維含有率がFRPより低く, 強度はFRPの1/3程度になっている. 本研究では, FRTPの溶剤セミプリプレグ成形法を提案する. 従来成形法と同等な手間で FRPなみの強度と多機能性のFRTPを実現した.また, FRTPに適した高コストパフォマンスのCFRTPリサイクル法も提案した.
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