研究課題/領域番号 |
26289015
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
明田川 正人 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10231854)
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研究分担者 |
平田 研二 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40314364)
韋 冬 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (70610418)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 絶対長さ / FSR / 共鳴周波数 / 2色法 / 空気屈折率 |
研究実績の概要 |
2014年度は次の研究および準備を行った。 1)ファブリーペロー光共振器の最隣接共鳴周波数差(FSR)と特定の共鳴周波数の同時追尾法の確立を行った。780nmの外部共振器型半導体レーザ(ECLD)と2重に変調された1個の電気光学素子(EOM)を用い、光共振器のFSR探索追尾とECLDの周波数を光共振器の共鳴点にロック追尾することに成功した。これを別の波長帯でも実行できれば2色法を行うことが出来、空気中での光共振器の絶対幾何学長を求めることが出来る。 2)2色法のための1.55μm帯周波数可変レーザの準備。1.55μm帯の周波数可変レーザとして狭帯域のファイバレーザを購入し、その性能評価を行った。充分、使用できることが判った。 3)各2色帯の基準周波数光源(光コム)の準備。780nm帯および1.55μm帯での基準周波数光源を、それぞれルビジウム吸収線とアセチレン吸収線にロックされる光コムとし、その構成システムの整備を行った。ルビジウムロック用およびアセチレンロック用の半導体レーザを購入した。780nm帯と1.55μm帯の光アンプを購入した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2色法で用いる780nm帯と1.55μm帯の基準周波数光源(光コム)システムの構成に時間がかかった。
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今後の研究の推進方策 |
次の手順で研究を行う。 1)1.55μm帯でのFSR追尾と共鳴点追尾の確立 2)780nm帯と1.55μm帯の基準周波数光源(光コム)システムの構築 3)2色法でのFSR追尾と共鳴点追尾の確立 4)絶対長さ測定への応用
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次年度使用額が生じた理由 |
780nm帯と1.55μm帯の基準周波数光源システムの構想構築に時間が要したから。
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次年度使用額の使用計画 |
上記のシステムはすでに構想済みであり、残りの構成部材を早急に購入し、完成を目指す。
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