本研究の目的は,静止気体中を流れる熱流の不安定性が引き起こす熱音響現象の非線形挙動を流体力学的に解明し,実験でその理論結果を検証することである.理論面での研究は平成29年度までに終了しており、本来の目的を達成できた。 一方、実験面では平成29年度中に行った実験結果に不備が見つかり、再度実験を行うことになり期間を平成30年度に1年延長を行った。この成果は既に日本物理学会の論文誌に発表済みである。これにより実験面でも本研究の目的は達成できた。さらに自励振動を用いたエネルギー・ハースティングを目指して管路の構造やエネルギー取り出し方法についても検討を行った。
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