研究課題
温度・濃度同時イメージングシステムおよび画像処理技術を確立し、主要な水溶液試料の拡散反応現象を可視化、分析した。具体的には、マイクロ流路内のアルコール、糖、塩、酸、アルカリ水溶液に対して、異なる温度における拡散現象を可視化し、濃度勾配変化を分析した。その結果、拡散係数の違いは理論計算と矛盾がなく、拡散係数の温度係数の差も定量的に明らかにすることができた。酸、アルカリ水溶液についてはマイクロ流路内で合流させて中和反応を生じさせ、そのときの各反応物および生成される塩濃度を画像化することに成功した。また、液液界面の不安定性について分析し、拡散および反応が不安定化の開始時間に影響を与えることを明らかにした。以上の成果は国内外の学術会議で発表された。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 6件)
Measurement Science and Technology
巻: 27 (11) ページ: 115401 (12 pp)
10.1088/0957-0233/27/11/115401
可視化情報学会論文集
巻: 36 (12) ページ: 62-70