研究課題
本研究課題は、人体レベルで頑健かつ高精度に動作する非侵襲超音波医療診断・治療統合システムの構築法を確立することであり、これに関連して得られた成果は以下の3つに集約される。(成果1)画像処理アルゴリズムに関して追従精度の向上のみならず、治療にともなう患部の見え方の変化、臓器の変形・回転、ろっ骨等による音響シャドウの影響の低減、撮像断面の変化等に対して頑健に動作する患部追従・モニタリング手法の実現。この実現のために超音波画像のテクスチャのみならず形状情報を利用した手法を新規開発した。(成果2)機構に関して、直観的に扱いやすい手持ち型の機構の実現。(成果3)制御に関して、より振動の少ない滑らかな動作の実現。具体的に本研究課題における主要な成果については、国際・国内特許出願(PCT/JP2015/075132、特願2017-040348)を行ない、医学および工学分野の国際一流ジャーナル、トップカンファレンス(IJMRCAS2016(IF=1.5)、ADV EXP MED BIOL2016(IF=2.0)、IJE(採録決定、IF=2.3)、ICRA2015、IROS2014、IROS2015)で発表、きわめて高い評価を得てきた。また、医療ロボットのDa Vinchiで有名なIntuitive Surgical社の研究者が執筆した国際一流誌(IJMRCAS)のReview Articleに半ページにもわたって紹介、超音波分野のトップジャーナルであるIEEE TUFFCのReview articleにおいても、超音波治療のための体動補償システムの代表的研究のひとつとして筆頭で紹介されるなど、国際的に大きな着目を集めつつある。ほかにも超音波診断・治療ロボットの構築法について概説した総説が日本設計工学会の学会賞を受賞したり、日本経済新聞の科学技術面で研究紹介され、大きな反響を得た。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2017 2016 その他
すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 1件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 7件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (17件) (うち国際学会 4件) 備考 (3件) 産業財産権 (1件)
International Journal of Endocrinology (IJE)
巻: 印刷中 ページ: 印刷中
Journal of Robotics and Mechatronics (JRM)
巻: 29 ページ: 434-446
10.20965/jrm.2017.p0434
AIP Conference Proceedings
巻: 1821 ページ: 1-5
doi.org/10.1063/1.4977651
dx.doi.org/10.1063/1.4977660
International Journal of Medical Robotics and Computer Assisted Surgery (IJMRCAS)
巻: - ページ: -
10.1002/rcs.1793
Advances in Experimental Medicine and Biology (ADV EXP MED BIOL)
巻: 880 ページ: 113-129
10.1007/978-3-319-22536-4_7
MEDIX
巻: 65 ページ: 11-13
電気評論
巻: 101 ページ: 12-16
http://blog2009nkoizumi.japanprize.jp/
http://www.medigit.mi.uec.ac.jp/
http://kjk.office.uec.ac.jp/Profiles/71/0007004/profile.html