研究課題
基盤研究(B)
コンクリート舗装の温度応力を正確に評価するために,熱伝導解析によってコンクリート版内の温度分布を予測し,舗装用3次元有限要素法Pave3Dによる構造解析から直接温度応力を計算する方法を開発した.アスファルト舗装のパフォーマンスに大きく影響するわだち掘れの進行を予測するモデルについて検討した.本研究では,塑性ひずみを弾性ひずみと荷重繰返し数の関数とする考え方を採用して3DFEMに組み入れ,舗装各層の変形を評価することを可能にした.本モデルを検証するために,土木研究所の試験走行路に3区間の試験舗装を建設し,各層境界面に金属の反射板を設置し,電磁波レーダによって境界面の変化を捉えた.
舗装工学