研究課題/領域番号 |
26289190
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
市之瀬 敏勝 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10151474)
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研究分担者 |
高橋 之 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (20620842)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 鉄筋コンクリート / 建築構造・材料 / 耐震 / カットオフ / 付着 |
研究実績の概要 |
19世紀に最初の鉄筋コンクリート建物が建設されて以来、部材の途中で鉄筋を切断する「カットオフ」は、施工上不可欠な工法として世界中で用いられてきた。カットオフは、鉛直荷重、地震荷重のいずれに対しても弱点になりやすいので、細かい規定が設けられている。ところが、カットオフの規定は日米で大きく異なる。日米どちらの規定が正しいのか?本研究は、地震荷重を想定した静的加力実験を行うことにより、この問題に決着をつけようとしたものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成26年度に行った実験結果を含め、内外の実験結果を分析し、2段目カットオフ筋の付着強度について、設計条件を検討した。さらに、「付着応力度の計算において有効せいを差し引く必要があるか」について検討を進めた。そして、日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」(2010年版)の改定案を作成する。この規準は、わが国で、ほぼすべての鉄筋コンクリート建物に用いられており、社会的なインパクトは高いものと予測される。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度に行った実験結果を含め、内外の実験結果を分析し、3段,4段配筋の基礎梁にも適用できるようなカットオフ筋の設計条件を明らかにする。そして、平成27年度に提案した、日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」の改定案について、実務設計者からの意見を取り入れつつ、検討・改良を進める。この規準は、わが国で、ほぼすべての鉄筋コンクリート建物に用いられており、社会的なインパクトは高いものと予測される。
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