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2014 年度 実績報告書

文化と景観およびその保護手法の研究-人の居住と生産に関する文化的景観の評価と保存

研究課題

研究課題/領域番号 26289220
研究機関筑波大学

研究代表者

稲葉 信子  筑波大学, 芸術系, 教授 (20356273)

研究分担者 斎藤 英俊  京都女子大学, 家政学部, 教授 (30271589)
平賀 あまな  サイバー大学, 総合情報学部, 講師 (90436270)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード文化的景観 / 世界遺産 / 文化政策 / 環境政策 / 持続可能性
研究実績の概要

平成26年度は、南米、北米、欧州の現地調査及び文献調査を行った。
1.ブラジル・ベロオリゾンテ市で開催された文化的遺産の動向に関する国際シンポジウムに出席して南米における人の居住と生産に関わる文化的景観の施策の進行状況に関する情報収集・意見交換、研究発表を行ったほか、ブラジルの文化的景観(産業遺産)Historic Town of Ouro Pretoにおいて現地調査を行った。
2.メキシコ・グアダラハラ市で開催された文化遺産の動向に関する国際シンポジウムに出席して、中米における人の居住と生産に関わる文化的景観の施策の進行状況に関する情報収集・意見交換、研究発表を行ったほか、メキシコの文化的景観Agave Landscape and Ancient Industrial Facilities of Tequila において現地調査を行った。
3.カナダ・モントリオール市で開催された文化遺産の動向に関する国際シンポジウムに出席して北米における人の居住と生産に関わる文化的景観の施策の進行状況に関する情報収集・意見交換を行ったほか、カナダ先住民の文化的景観Pimachiowin Akiについて聞き取り・文献調査を行った。
4.イタリア・マントバ市で開催された文化遺産の動向に関する国際シンポジウムに出席してフランス・イタリアにおける人の居住と生産に関わる文化的景観の施策の進行状況に関する情報収集・意見交換を行ったほか、イタリアの世界遺産Mantua and Sabbionetaにおいて現地調査を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

調査予定国のうち北米及び中南米、及び国際機関の人の居住と生産に関する文化的景観に関する施策について、現地調査・文献調査ともおおむね順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

1.調査対象地を欧州のその他の国と国際機関、中央アジア及びアフリカに広げて人の居住と生産に関する文化的景観に関する施策について、現地調査・文献調査を継続する。
2.欧州においては特にEUやCOEなど地域共同体が行う地域振興政策との関係について、総合的な政策に視野を広げて行う。
3.これら現地調査の成果をもとに、人の居住と生産に関わる文化的景観の制度の普及の実態を、文化遺産の総合的な保護活用政策及び地域振興政策の普及の実態と合わせて、総合的な文献調査・分析を行いまとめとする。

次年度使用額が生じた理由

年度末に行った外国調査の旅費について見積額と執行額の差額が生じたため。

次年度使用額の使用計画

次年度の旅費に充当する予定である。

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公開日: 2016-06-01  

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