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2015 年度 実績報告書

文化と景観およびその保護手法の研究-人の居住と生産に関する文化的景観の評価と保存

研究課題

研究課題/領域番号 26289220
研究機関筑波大学

研究代表者

稲葉 信子  筑波大学, 芸術系, 教授 (20356273)

研究分担者 斎藤 英俊  京都女子大学, 家政学部, 教授 (30271589)
平賀 あまな  サイバー大学, 総合情報学部, 講師 (90436270)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード文化的景観 / 世界遺産 / 文化政策 / 環境政策 / 持続可能性
研究実績の概要

平成27年度は、中国、オランダの現地調査を行うほか、ユネスコ、ICOMOS、IUCNなどの国際機関における施策について文献調査を行った。
1.中国・上海市で開催された文化遺産の動向に関する国際会議に出席して、中国の人の居住と生産に関わる文化的景観の施策の進行状況に関する情報収集、意見交換、研究発表を行ったほか、中国四川省において居住・生産景観に関する現地調査を行った。
2.オランダにおいて現地調査を行い、オランダにおける人の居住と生産に関わる文化的景観の施策の進行状況に関する情報収集、意見交換を行った(レリスタット市)
3.カナダ・モントリオール市で開催された文化遺産の動向に関する国際会議に出席して、人の居住と生産に関わる文化的景観の施策の進行状況に関する情報収集、意見交換、研究発表を行ったほか、北米における居住・生産景観の活用に関する施策の進行状況について情報収集を行った。
4.ユネスコ、ICOMOS、IUCNなど国際機関を中心に関係資料の収集を進め、分析を継続した。また平成26年度に収集した資料の分析を継続した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

調査予定地域のうち欧州(イタリア、オランダ)、北米(カナダ、米)、アジア(中国)、中南米(メキシコ、ブラジル)、及び国際機関の人と居住に関わる文化的景観の施策について、現地調査、文献調査ともおおむね順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

1.調査対象地を欧州のその他の国と国際機関、中央アジアに広げて人の居住と生産に関する文化的景観に関する施策について、現地調査・文献調査を継続する。
2.欧州においては特にEUやCOEなど地域共同体が行う地域振興政策との関係について、総合的な政策に視野を広げた調査を継続する。
3.これら現地調査の成果をもとに、人の居住と生産に関わる文化的景観の制度の普及の実態を、文化遺産の総合的な保護活用政策及び地域振興政策の普及の実態と合わせて、総合的な文献調査・分析を行いまとめとする。

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公開日: 2017-01-06  

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