研究課題
基盤研究(B)
B2規則構造を有する高品質エピタキシャルFeRh規則合金薄膜におけるスピン流の磁気秩序への影響、スピン波伝播特性について調査した。その結果、Co/FeRh細線接合界面を通してFeRh細線にスピン偏極電子を注入することで反強磁性-強磁性磁気相転移を誘起できることが実証された。また、強磁性FeRh薄膜においてスピン波が27μm以上の長距離に亘り伝播することが明らかとなり、スピン歳差運動の減衰定数が低減衰材料であるパーマロイよりも小さいことが見出された。
ナノ磁性