研究成果の概要 |
Na3PS4ガラス電解質をベースとして、Pの一部をM (M=Si, Al, Sn)に、Sの一部をOに部分元素置換した際の、電解質の特性や構造について調べた。いずれの系においても、少量置換組成においては、主に立方晶Na3PS4が析出した。M=Siの系では導電率が増加し、一方SnやOで部分置換することによって、大気安定性の向上することがわかった。また液相法や気相法を用いて立方晶Na3PS4の作製に成功した。成形性に優れる酸化物ガラス電解質を開発した。硫黄正極複合体を作製する際、比表面積の大きな炭素に硫黄を熱含浸することが、全固体Na/S電池を高容量化する上で重要であることがわかった。
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