ナノの乱雑さを含む複合プロセスを用いることで、大面積(□80 mm)かつフレキシブルなモルフォ蝶型発色膜の作製プロセスについて、ほぼ完成することができた。そのプロセスでは量産化用の複製工程において、鋳型のフレキシブル化と、レプリカのフレキシブル化、2つのルートを可能にし、生産工程の自由度を格段に上げることができた。作られた発色体は、モルフォ発色固有の光学特性がフレキシブル条件下でも保持されただけでなく、自立したフレキシブルフィルムとして自由な変形に耐え、強度も実用に耐えるレベルであることがわかった。
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