ガス中蒸発法によりRhおよびPdのナノ粒子作製を行った。Rh、Pdナノ粒子は概ね1-4 nmの粒子径であることがわかった。Rhナノ粒子表面に吸着した硫黄を含む分子(主としてチオール系分子)は、化学吸着するがそれ以上の解離反応を示さない結果であったが、水素吸放出に関しては水素吸放出反応をほとんど示さないことがわかった。一方、Pdナノ粒子については、Pdナノ粒子表面を予め硫黄原子で被毒した後に水素吸放出反応を調べたところ、水素吸放出反応速度が著しく鈍化することがわかった。この結果を受け、今後はガン・スクリーニングへの応用を継続することを予定している。
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