本研究では、超臨界CO2に分散するGd2O3ナノ粒子を合成し、中性子位相イメージング用回折格子にナノ粒子を均一に埋め込みナノ粒子超格子構造を形成する技術の開発を目指した。超臨界CO2流体に分散するナノ粒子の合成は2段階で行った。前駆体をオレイン酸添加Tri-n-octylamine溶液中にてオレイン酸修飾Gd2O3ナノ粒子を合成した。その後、配位子交換法を用いて、修飾オレイン酸をHexafluoroacetylacetone(hfac)に配位子交換しhfac修飾Gd2O3ナノ粒子を得た。現在、基板表面を局所的に冷却することにより分散性を低下させることによるCFD法を開発中である。
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