ミッションが高性能化、複雑化する超小型衛星のために、超小型衛星システム技術を高度化する研究・開発を実施した。特に50kg級超小型衛星のフライトモデルを完成させ、軌道上運用に成功し、貴重な情報を得た。そして、高度化技術をもとにミッション遂行時に作業要求に合わせて形状を最適な大きさ、形に変更できる「可変形状宇宙システム」を実現するための基礎研究を実施した。特に、形状可変姿勢制御を提案し、解析・試作・実験により、その有効性を示した。並行して、具体的な軌道計画ミッションを選定して、早期軌道実証を目指した超小型衛星システムの概念設計を行い、実践的な研究開発を行った。
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