研究課題
CAPS1は海馬シナプスにおける放出可能なシナプス小胞のアクティブゾーンにおける安定的な状態の制御に関与する: 海馬を含む前脳特異的な条件的KO(cKO)を作製し、CAPS1の成熟海馬神経回路におけるグルタミン酸シナプスの電気生理学的解析、微細形態解析、細胞イメージング解析を実施した。その結果、CAPS1 cKOではシナプス伝達が低下し、シナプス小胞が開口放出されずにプレシナプスにたまり、開口放出が起きるアクティブゾーン近傍に分布していることがわかった。これらのことから、CAPS1は成熟海馬神経回路において、グルタミン酸シナプス伝達にも必須な機能的役割を果たすことが明らかになった。CAPSによる有芯小胞の開口放出制御のイメージング解析: 脳内モルヒネ様ペプチド・ダイノルフィンの分泌を可視化する蛍光タンパク質を開発し、CAPS依存性の分泌を解析中である。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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