重度免疫不全NOGマウスに遺伝子改良を行い、新たに15系統のNOG亜系統(次世代NOGマウス)を樹立した。ヒト造血幹細胞を移植したのちに、ヒト細胞の発生分化と免疫機能について解析を行った。ヒトIgG産生の亢進を可能とする系統(NOG-pRORgt-gc)、ヒトIgE産生を可能とする系統(TSLP-IL-13)、ヒトHLAを発現する系統(HLA-A 3種類、HLA-DR 2種類)を樹立した。広範なヒト血液細胞を持つヒト化NOG-GM-CSF/IL-3Tgマウスにラクトグロブリン特異的IgE抗体の投与し、その後ラクトグロブリンを経口投与することにより受動的食物アレルギー反応の誘導に成功した。。
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