悪性乳癌における癌幹細胞の維持機構

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26290036
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 一部基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 腫瘍生物学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 井上 純一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70176428)
• 研究協力者: 山本 瑞生 東京大学, 医科学研究所, 特任助教 (90750365)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 癌 / シグナル伝達

研究成果の概要

乳癌細胞株で見出したNF-kB-JAG1-NOTCH経路の癌幹細胞維持における関与が手術検体でも確認することができた。これは本経路が癌治療の標的をなりうることを示している。さらに乳癌細胞株において上皮系と間葉系細胞集団が相互作用して双方向転換を制御しながら共存していることを明らかにした。手術検体の解析から同様の相互作用が実際の腫瘍においても癌転移や癌幹細胞維持に関与していると考えられた。

自由記述の分野

分子生物学、腫瘍生物学