ミツバチ脳のキノコ体を構成するクラスIケニヨン細胞は、大型・中間型(mKastを発現)・小型の3つに分類される。本研究では、これらサブタイプの機能と進化の解析を行った。 1)その結果、mKastは成虫の様々な脳機能に関与することを示唆した。2)世界で初めて、ミツバチでゲノム編集法を確立した。3)ケニヨン細胞サブタイプは、原始的なハバチ(1つ)から、寄生性のコマユバチ(2つ)、スズメバチ・ミツバチ(3つ)と増えており、行動進化と相関する可能性がある。 本研究成果は中間型ケニヨン細胞の生理機能の理解だけでなく、神経生物学一般の進展にも寄与する、国際的にも重要な知見である。
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