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2016 年度 研究成果報告書

遺伝的多様性維持機構の解明:ヤチネズミ個体群の空間構造と個体数変動に着目して

研究課題

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研究課題/領域番号 26291086
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 生態・環境
研究機関北海道大学

研究代表者

齊藤 隆  北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (00183814)

研究分担者 荒木 仁志  北海道大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (20707129)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード生物多様性 / 集団遺伝学
研究成果の概要

mtDNAとncDNAの多様性は,理論上,mtDNAの方が著しく低くなると予想されている。これを実証するために,哺乳類,鳥類個体群の観察と個体群構造の分析を行った。その結果,予測とは異なり,多くの個体群でmtDNAの多様性がncDNAよりも高かった。これは,突然変異率がmtDNAでより高いという性質で説明できたが,データの大きなばらつきは個体数変動の結果であると考えられた。哺乳類,鳥類間の違い(哺乳類でmtDNAの多様性がより高い)は,分散行動の性差の違いで説明できた。これらの結果は,遺伝的多様性の維持機構において個体群構造が重要な機能を持つという報告者の仮説を支持するものである。

自由記述の分野

動物生態学

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公開日: 2018-03-22  

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