研究成果の概要 |
根粒菌を接種し無窒素水耕栽培したダイズに硝酸またはアンモニアを与えた後の根と根粒の代謝産物濃度の変動及びRNAseqによる遺伝子発現解析を実施した.窒素投与後、根および根粒でフルクトース及びグルコース濃度が減少し,アンモニウム処理により根で有機酸濃度の減少がみられた. 硝酸供給8時間後の根,根粒の遺伝子発現をRNAseqにより解析した結果,特異的に発現が上昇した遺伝子数は根では12,939あり根粒では2,431あった。根と根粒で共通して上昇した遺伝子は74と少なかった.逆に硝酸投与で減少した遺伝子は,根では8,678, 根粒では1,654あり, 共通は42であった.
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