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2018 年度 研究成果報告書

植物時計のリセット機構の解明とこれを基盤とした成長制御への応用展開

研究課題

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研究課題/領域番号 26292051
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 応用生物化学
研究機関名古屋大学

研究代表者

山篠 貴史  名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (00314005)

研究協力者 青木 摂之  
光田 展隆  
高木 優  
水野 猛  
野本 友司  
岡 晴香  
北山 美樹  
高田 祐輔  
加藤 翔子  
今村 美友  
古川 博規  
小林 将英  
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード概日時計 / 光情報伝達 / 温度入力 / 転写制御
研究成果の概要

生物時計のリセット機能は、概日リズムの位相を昼夜の時間変化に同調させるために必須の役割を果たしている。植物時計遺伝子のプロモーター活性は約24時間周期の概日リズムを示すが、その振動は内的機構に依存して自由継続するとともに、外的シグナルに応答してリセットされる。本研究では、概日リズムをリセットする温度入力の性質である①時間特異性、②リセットの方向性(暗期後半の入力は位相前進、暗期前半の入力は位相後退)に着目し、時計系への入力刺激に対する位相応答に必須の役割を果たす時計遺伝子を同定するとともに、植物時計のリセット制御を支える情報伝達の分子機構を明らかにした。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

概日リズムの位相制御は一日周期で規則的に変動する外部環境を予測し、種々の生理機能について一日における特定の時間に最高のパフォーマンスを発揮できるよう生体の内生リズムを調節する上で非常に重要であると考えられる。本研究では暗期の入力信号に感受性を示す植物時計の性質を分子レベルで解析し、暗期の入力信号に感受性を示す転写抑制因子の機能を明らかにすることができた。この知見は概日時計が深く関与している植物の光周性花成や形態形成を含む成長様式全般を人工制御するための知識基盤となりうるだろう。

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公開日: 2020-03-30  

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