研究課題/領域番号 |
26292080
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
富樫 一巳 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30237060)
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研究分担者 |
杉本 博之 山口県農林総合技術センター, 林業技術部林業研究室, 専門研究員(総括) (00522244)
松永 孝治 国立研究開発法人森林研究・整備機構, その他部局等, 主任研究員 等 (40415039)
柳澤 賢一 長野県林業総合センター, 育林部, 研究員 (90755191)
岡田 充弘 長野県林業総合センター, 育林部, 主任研究員 (90450816)
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研究協力者 |
清水 香代
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 森林科学 / 侵入生物 / マツ材線虫病 / マツノザイセンチュウ / ニセマツノザイセンチュウ / マツノマダラカミキリ / カラフトヒゲナガカミキリ / Allee効果 |
研究成果の概要 |
マツ材線虫病のシステムは外来の病原線虫,媒介昆虫,宿主によって構成され,大量のマツの枯死と媒介昆虫の大発生を引き起こす。病気の発生地域拡大の先端では病原線虫と在来の非病原線虫の雑種が生じ,浸透交雑によって病原線虫の適応的進化が起こると考えられた。媒介昆虫の大発生は昆虫の分散能力と繁殖能力を無関係にし,大発生によって病気の拡大速度は通常より早くなると考えられた。健全木が病気の流行に必要な最小密度を越えていても,媒介昆虫の成虫密度が低いと,流行が起こらないこと(Allee効果)が初めて実証され,立木密度と昆虫の成虫密度の制御によって,病気の流行を抑制できることが証明できた。
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自由記述の分野 |
森林動物学
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