研究成果の概要 |
microRNAがカイコの性分化制御に関与することを検証するため, 性決定時期に発現するmiRNAを網羅的に探索した結果, miR-2733i-3pが性決定時期において最も発現量が高いことが判明した. miR-2733i-3pをノックダウンすると、性決定遺伝子Bmdsxの発現量が減少することを突き止めた. in silico解析によりmiR-2733i-3pはBmdsxを標的とすると予測されたため、miR-2733i-3p標的部位のバリデーションを解析を行ったところ、miR-2733i-3pはBmdsx mRNAの3’UTRに存在する標的配列を介して翻訳抑制を引き起こすことが判明した。
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