研究課題/領域番号 |
26293007
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
中村 浩之 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (30274434)
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研究分担者 |
布施 新一郎 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (00505844)
佐藤 伸一 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (20633134)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | がん治療 / 放射線 / イメージング / 蛍光 / 中性子捕捉療法 / 生体分子 |
研究実績の概要 |
ホウ素薬剤が実際の腫瘍組織内にどのように分布しているのか、細胞レベルで検証する手法の開発を目的に研究を遂行した。本研究では、細胞レベルおよびin vitroレベルでのホウ素クラスターの可視化技術をクリック反応による蛍光色素イメージングだけでなく、新たにラマンイメージング法を適応し、検討した。 ホウ素クラスターのB-H結合に起因するラマン吸収は、生体分子の吸収に重ならない波長に吸収帯を持つことに着目し、疎水性ホウ素クラスターであるカルボラン、イオン性ホウ素クラスターであるドデカボレートのラマンスペクトルを測定したところ、濃度依存性を見出すことに成功した。この結果をもとに、本課題研究で開発したホウ素化コレステロールの細胞内ラマンイメージングを行い、細胞内クリック反応の用いた蛍光イメージングにより得られたイメージング画像と比較した結果、局在の一致を確認できた。細胞内局在とBNCT抗腫瘍効果の関係を明らかにするべく準備を行ったが、京都大学原子炉実験所の原子炉が研究期間内に稼働しなかったため、東工大が有する加速器をBNCT基礎研究への利用に関して、学内で検討した。29年度以降、引き続き学内異分野融合プロジェクトとして検討を進める。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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