研究課題
基盤研究(B)
MCH産生神経特異的に光遺伝学を適用し、その活動を光で操作した。その結果表出する個体レベルでの睡眠覚醒を解析することによって、ノンレムーレム睡眠を調節する神経回路とその動作原理について解析した。その結果、MCH神経を光遺伝学を用いて活性化させると、ノンレム睡眠時間が減少し、レム睡眠時間が3倍に増加した。一方、覚醒時間はほとんど影響無かった。これらのことは、MCH神経活動が、睡眠覚醒状態変化において、ノンレム睡眠―レム睡眠の切り替えにおいて役割を担っていることを示している。
神経生理学