研究課題
本研究は、摂食時間の違いによっておきる遺伝子発現、及びエピジェネティックな変化を解析し、最終的には摂食タイミングに起因する肥満形成と予防の分子メカニズムの解明を目指す。次世代シーケンサーを用いたRNA-seqによりトランスクリプトーム解析を行った結果、肝臓における時計遺伝子発現は給餌時間に応じて位相変化しており、この結果はこれまでの報告と一致していた。一方で、褐色脂肪組織における時計遺伝子発現には大きな変化が見られなかったが、白色脂肪組織では振幅が減弱していた。平成28年度も引き続きトランスクリプトーム解析を行い摂食タイミングによる遺伝子発現変化を明らかにしていく。
2: おおむね順調に進展している
現在のところ、ほぼ当初の予定通り研究計画が進行している。最終年度には当初期待した通りの成果を出せるものと考えている。
大きな問題に直面している計画もないので、今後も予定通りトランスクリプトーム解析を進めていく。
研究を進めていく上で必要に応じて研究費を執行したため当初の見込み額と執行額が若干異なった。
研究計画に変更はなく、前年度の研究費も含め、当初の予定通り計画を進めていく。
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件、 謝辞記載あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)
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