心機能調節におけるCCR4-NOTデアデニレースを介したRNA分解ならびに核酸制御に関して研究を行った。CCR4-NOTのデアデニレース活性(RNA分解活性)によりアデニン核酸レベルが変化することを明らかにした。CCR4-NOTによるbulk mRNAのpoly(A)鎖短縮、核酸レベルの変動を感知するセンサー分子としてオートファジー分子を同定した。さらに、CCR4-NOTによるアデニン核酸レベルの調節がエネルギー感知シグナルを制御する分子機構が存在することを解明した。最後に、疾患治療へのRNA分解制御の応用を目指して、CCR4-NOTデアデニレースの阻害剤の化合物スクリーニングを行った。
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