MITOLはMfn2を活性化して、小胞体-ミトコンドリア接着(MAM)を誘導することを示唆したが生理的な役割は不明であった。今回、脳特異的MITOL欠損マウスのミトコンドリアとMAM構造を3D-SEMを用いて3次元で解析を行った結果、ミトコンドリアの縮小とMAMの減少が観察され、MITOLが生体内においてもミトコンドリアダイナミクスを制御していることを証明した。さらにMAMにおいて、MITOLがIRE1aを基質にして小胞体ストレスによる細胞の運命決定に密接に関与していることを示し、小胞体-ミトコンドリア膜接触場が小胞体ストレス応答に重要な役割をしていることを明らかにした。
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