研究課題
本年度においては、濾胞性リンパ腫の形質転換について網羅的なゲノム解析を行うことを目的としていた。形質転換群に関しては、初発時と形質転換時の凍結検体それぞれ6検体ずつ、またコントロール群として長期間(10年以上)形質転換を起こしていない検体5検体とそれとペアになる末梢血検体を収集した。それらの検体を用いて現在whole exome sequenceの解析中である。長期間形質転換しない群として代表的な腸管濾胞性リンパ腫については網羅的な発現解析結果について論文発表した。
2: おおむね順調に進展している
whole exome sequenceに関しては、本年の半ばごろにはrecurrentに起こっている遺伝子異常を絞り込む予定であり、その後target resequenceにすぐにうつることができる。概ね順調に進展していると考えられる。
今後、遺伝子異常をおよそ20程度に絞り込む予定であるが、これが意味のある遺伝子異常かを追試する必要があり、研究を遂行する上で課題となると考えられる。この部分については、target resequenceによりおよそ50-100検体におよぶ多数検体での確認を予定しており、それにより十分なvalidationができると考えている。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 2件)
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