研究課題
濾胞性リンパ腫の難治性原因の追究については、細胞株等を用いた検討により、特定遺伝子を同定し、その論文作成を行っているところですが、いくつかの追加実験が必要となり、未だ完成にはいたっていません。しかし、高悪性度化に重要なcMYC, BCL2, BCL6の再構成がde novoで同様の異常を持つものと比較し、興味あるデータが出たところで、この期間中にMod Patholに報告したところです(Clinicopathological and genomic analysis of double-hit follicular lymphoma: comparison with high-grade B-cell lymphoma with MYC and BCL2 and/or BCL6 rearrangements.Mod Pathol. 2018 Feb;31(2):313-326. 共同研究による)。また、tumor initiating cells (cancer stem cell)についての検討も大略終了し、論文提出をしたところですが、あるjournal にreviseを要求され、適切に答えたにも拘わらずacceptされませんでした。この領域におけるcancer stem cellsの検索は、われわれの知る範囲では、過去報告がなく、求められるレベルが非常に高いということを実感しています。これについては別のジャーナルに投稿しています。平成29年~30年にかけての論文発表は合計33扁であり、そのうち29扁は英文で大部分がリンパ腫、リンパ増殖性疾患に関係するものです。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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