大腸におけるRamp3(R3)機能とR2・R3相互機能連関を、一連のR3解析用遺伝子改変マウス{R3 (-/-)、R3全身過発現(R3Tg)、R2(+/-)および、研究代表者が本研究で独自開発した多遺伝子同時改変マウス作製法で産出の3遺伝子変異系統}のDSS大腸炎モデルにより検討した。 その結果、R2およびR3ともに腸炎の病態に関与することが明らかとなり、さらに本来、R2は腸炎に抑制的に、R3は増強的にとそれぞれが異なる役割を担っていることが示唆された。Rampサブタイプは抗炎症の新規ターゲットになる可能性がある。
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