研究課題
新規結核菌受容体DCARを見出し、リガンドとしてPIMを同定した。DCARは単球由来マクロファージに限局して発現しており、感染に伴うTh1応答を担うことが明らかとなった。また、新規受容体遺伝子クラスター欠損マウスから採取した樹状細胞と、卵白アルブミン特異的T細胞受容体トランスジェニックマウス由来のT細胞を混合培養し、結核菌共存・非共存下におけるT細胞応答を検討した。それぞれのレクチン受容体単独欠損マウスでは、結核菌による抗原特異的T細胞増殖は影響を受けなかったが、クラスター欠損マウスにおいて、増殖促進効果が顕著に失われたことから、このクラスターに存在する複数のレクチン受容体が、それぞれ結核菌の異なる糖脂質を認識して樹状細胞を活性化し、協調して効率良いT細胞応答を可能にしていることが明らかとなった。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 4件、 招待講演 11件)
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