研究課題
基盤研究(B)
C型レクチン受容体DCARが、結核菌に含まれる特有の成分、ホスファチジルイノシトールマンノシド(PIM)と呼ばれる糖脂質を認識する受容体としてはたらき、免疫応答を活性化していることを発見見出した。DCARは、単球由来炎症性マクロファージに限局して発現しており、結核菌のPIMがDCARに結合すると、このマクロファージが活性化されることが判明した。さらに、活性化したマクロファージは、サイトカインやケモカインを放出してさらにTh1応答を活性化させることで、菌の排除に寄与していることも明らかとなった。
免疫学